Jupyter Notebook
Run All, Run All Above, Run All Below
Jupyter サポートで最もリクエストのあった機能の1つに対応しました。シングルボタンのクリックですべてのセルを実行できるようになりました。これは思ったほど簡単ではありませんでした。PyCharm 側の Juputer の実行ロジックのいくつかをインプリし直さなければならなかったからです。こうして、この機能を PyCharm で利用できることをアナウンスでき幸せです。
改善されたサーバー設定
複数のプロジェクトがオープンされると、PyCharmは 管理された Jupyter サーバーを開始するために開いた最初のプロジェクトを暗黙的に使います。これは設定可能です。リッスンするための Jupyter サーバーの特定のポートを選択できるようになりました。
仮想行のスペーシング
ブラウザで Jupyter Notebook を参照する際、レイアウトは自然に少しだけセルから離れて配置されます。PyCharm は Python ファイルとしてコードを表示するようとするので少しだけ隙間がなくなります。コードの見た目をより良くするために、ファイルには残らない仮想の空の行をノート内に挿入するようになりました。
インラインで変数の値を表示
PyCharm のデバッガーでは変数を追跡するのに役立つよう、ノートブックで作業をしている現在の値を表示するようになりました。
さらなる改善
- もうひとつよくリクエストをいただいく機能があり、カーネルをリスタートすることでしたが現在それが可能になりました。
- PyCharm から JetBrains Datalore へノートブックを直接発行できるようになりました。
Python
Python 3.8: 位置パラメータ
関数の使用を制限するために位置パラメーターを関数定義に指定してください。この新しいシンタックスを使用することで、特定のシーケンスに従って呼び出されることを目的とした引数を厳密に定義できます。
Python 3.8: 代入式
コードのコンパクトさと読みやすさを向上させるために式内に値を割り当てます。例えば、条件式を書くためにコードの1行を使い、同時に変数の値を割り当てます。
そのほか Python 3.8 について
変数の ‘Final’ アノテーション
メソッドやクラス、変数の使用が制限されたクラスやサブクラスを‘Final’ 修飾子を使用して設計し、不要な継承やオーバーライドを避けます。
f-string(フォーマット済み文字列リテラル)内の等号の利用
f-string は同時に式と値を示すことのできる ‘=’ を使えるようになりました。式とその出力を示す文字列を生成するために f'{expr=}’ を使ってください。
インラインの Python 関数
PyCharm のメイン機能の1つにコードを自動的にリファクタリングできることがあります。この方法を利用し、操作を完了した後でもコードの挙動が変わらないことを確実に確認できます。Python 関数を自動的にインライン化する機能を追加しました。 より詳細はこちらをご覧ください。
重複コードを素早く発見
重複したコードは嫌なものです。そこで PyCham は1つの関数へリファクタリングしたい箇所があるかもしれないことを知らせてくれるようになりました。
JavaScript
改善された可変リネーミング
コードのリファクタリングはよりカスタマイズ可能になり、動的参照をリネームするかしないかの選択肢ができました。選択された場合、プレビューのインターフェースを使ってどれを実際にリネームしたいのか、どれをそのまま残すのかを決定できるようになりました。
デバッグ中のスマートな step into
‘Smart step into’ (Shift-F7) 機能を強化しました。ターゲットはより可視化され、矢印キーやタブで簡単にそれらを切り替えできるようになりました。選択したターゲットに step into するには Exter キーを押下してください。
デバッガーでライブラリの見た目が改善
デバッガーコールスタック上のフィルターアイコンで、サードパーティーのコードからの呼び出しをすべて非表示にできるようになりました。ライブラリとしてマークしたすべてが新しいこの機能で非表示にできます。
データベース
Full-Text Search
PyCharm Professional Edition は 我々のプロフェッショナルデータベース IDE であるJetBrains DataGrip のデータベース機能すべてをバンドルしていることをご存知でしたでしょうか?データベースツールの新しい機能の一つが複数のデータソースを横断して検索するfull-text search です。どこに隠れていようともデータを検索することができるようになりました。
IDE の改善
人気のある多くの言語のコードハイライティング
異なる言語のコードが入り込んだプロジェクトに取り組むことはありますか?PyCharm は Windows .bat ファイル、C#、C++、Groovy、Lua、Makefiles などのシンタックスハイライトに対応しました。
bash サポート
ほとんどのプロジェクトでは、いくつかのステージにおいてリポジトリに bash ファイルをチェックインすることがあると思います。PyCharm では bash シンタックスをハイライトし、基本的な補完機能を提供し、bash ファイルをチェックするための Shellcheck と連携するようになりました。
Windowsの見た目の改善
Windows 上での PyCharm の見栄えが今まで以上に良くなりました。UI の見た目がよりモダンになるよう調整しました。
cURL が REST クライアントをサポート
cURL フォーマットがサポートされました。cURL 形式のリクエストをコピーし、それを直接 HTTP Request ファイルにペーストするだけで、正しいフォーマットに変換してくれます。この新しい機能を利用するには、.http ファイルを作成するか HTTP-request のスクラッチファイルを作成し、cURL の文字列をペーストするだけです。自動的にフルリクエストに変換してくれます。
リクエスト間のクッキーの保護
許可を求めるエンドポイントを後から呼ぶためにサービスに認証のリクエストを行ったとします。今まではこの認証のレスポンスは失われていたので、必要なときはいつでもそれを求める必要がありました。今はこれは問題ではありません! すべてのクッキーは未来の使用のために保持され、次のリクエストで送信されるようになりました。
改善された EditorConfig サポート
EditorConfig ファイルを使用すると、リポジトリのコードスタイル設定を直接埋め込むことができるようになります。この機能をよりフレキシブルに改善し、プロジェクトの異なる部分に複数の EditorConfig ファイルを使って異なる設定ができるようになりました。より詳細はこちらをご覧ください。