機能
条件付きカスタムフィールド
他のカスタムフィールドで、特定の値になっている時だけ現れるカスタムフィールドを設定できるようになりました。この条件はプロジェクト別に設定出来ます。
特定の条件に合致した場合だけ表示したいカスタムフィールドを作りたい場合に便利です。フィールドを見せるかどうかはenumのフィールドでどれが選ばれているか、という条件で指定出来ます。
ユーザー別ローカライゼーション
システムグローバルだけでなく、ユーザー毎に好みの表示言語を選べるようになりました。アプリケーション全体の一貫性を保つため、検索クエリ、コマンド、カスタムフィールドで使われる言語はシステムグローバルで設定しているものが尊重されます。ページのヘッダ、ラベルなどはユーザーが指定した言語になります。
日付ベースのスイムレーン
アジャイルボードでスイムレーンをdue-date(期日)ベースでソートできるオプションを追加しました。今日まで、明日まで、来週まで、に完了しなければならない課題が一目瞭然です。
カスタムウィジェット
実験的機能であったカスタムウィジェットが正式になりました。YouTrack 2018.1をインストールするとデフォルトで有効化されます。
カスタムウィジェットは、自分でアップロードしたウィジェットをダッシュボードやプロジェクトのページに貼れる機能です。
この機能はJetBrains Plugins Repositoryとも統合され、皆さんが開発したウィジェットをリポジトリで共有することが出来るようになりました。
実験的機能であるフルページビューと共にアクティビティストリームは実験的機能から正式機能へと昇格しました。VCSの変更、Upsourceのレビューをリアルタイムに表示してくれます。
マークダウンサポート
マークダウンサポートも実験的機能から正式機能へと昇格しました。課題の説明、コメントをMarkdownで記述できます。ユーザー毎にYouTrack Wiki表記とMarkdown表記どちらを使うか選択出来ます。
Excelフォーマットでエクスポート
CSVに加えてExcelフォーマットでもエクスポートできるようになりました。CSVと違って、データタイプが保たれます。
ユーザーアグリーメント
YouTrackにアクセスして使うユーザーが同意しなければならないユーザーアグリーメントを指定できるようになりました。
個人情報の収集に対する同意状況を追跡可能とすることでEU諸国のGeneral Data Protection Regulation (GDPR)に準拠します。
改善
ワークフロー API のアップデート
ワークフローAPIがES6 /JS2015に対応しました。新しいAPIでは通知無しに変更が行われたことを検出できたり、コメントが削除されたタイミングでアクションを起こしたり、コメントにマークダウンが使われているかどうかをチェックしたりといったことが出来るようになりました。
インポートの改善
YouTrack以外の課題トラッキングツールからのインポート機能を改善しました。以前よりもきめ細やかなインストラクションで課題の属性をPythonスクリプトでインポート出来ます。またインポートスクリプトはPyPIにパブリッシュしましたのでインポーターのインストールも簡単になりました。
既存のカードのサブタスクを無視
課題を自動的に追加するボードで、すでにボードにある課題のサブタスクとしてリンクしている課題をスイムレーンに表示しない設定ができるようになりました。
Eメールの確認必須化オプション
管理者が、YouTrackにアクセスするユーザーがEメールの確認を必須化するオプションを追加しました。特にセルフレジストレーションを有効化している場合、セキュリティを高めます。
実験的機能
フルページビュー
課題ページの見た目を再デザインしました。課題の説明、コメント、チェックリストにマークダウンが使え、コメントを時系列の逆順でソートが出来るようになりました。スマートな@メンション、カスタムフィールドのユーザビリティ改善、ダークテーマ、集中(distraction-free)モード、全添付ファイルのダウンロードが可能です。コメント、課題の履歴、タイムトラッキング、VCSの変更は1つのアクティビティストリームにまとめられ、個別に表示・非表示を切り替えることが出来ます。
マークダウンのチェックリスト
マークダウンサポートを改善し、チェックリストも使えるようになりました。課題を細かいサブタスクに分けることなく、進捗が一目で分かるように表現できます。
この機能は古い課題ビューではサポートされません。利用にはフルページビュー機能を有効化する必要があります。